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水樹さんの

2011.01.29 (土)

水樹奈々さんの自叙伝を買いました。

まだ私は声優としての彼女も、歌手としての彼女も、知って浅いのですが、「深愛」という歌の歌詞を読んだ時に
「この人の生き様を少しでいいから知りたい」
と思い、買ったのですが。

涙が止まらなかったです。
ご両親への愛情が、ご両親から奈々さんへの愛情がたくさんつまっていて、スタッフと奈々さんの愛情もいっぱいつまっている一冊でした。

奈々さんのライブに先週いったときに、
みんな、ライブの時に「奈々さーん」「奈々ー!」「奈々ちゃーん!」「奈々様ー!って各々呼ぶわけですよ。
彼女のライブ以外でもそれは例外ではなく、
ライブではよくある光景です。


それを聞いて

「大好きなパパがつけてくれた名前だから、いっぱい呼んでくれて嬉しい」

と彼女は涙まじりに言いました。

その大好きなパパは2年前にすでに他界されていて。

子供の頃から、奈々さんは演歌歌手を目指し、
ご両親とスパルタに近い練習の日々を送られていたそうで。

そんな家族の夢だった
「歌手になること」
という夢が叶いましたが、その彼女のライブにはお父様は見ることなく、お亡くなりになったそうです。

代わりにはなれないけれど、呼んでくれて嬉しいといわれたら、
ファンの一人としては呼びたいじゃないですか。

でも、お父様のこと大好きだったんだな、苦労したことも楽しいことも一緒に歩んでいらしたからこそ、愛していたんだろうな、と思ったら、言葉にならなくて、涙ばっかり止まらなくて、名前が呼んであげられなかったことだけが悔やまれます。


家族の話に最近めっぽう弱いんですよね。
自分も両親を大切にせねばと思った一冊でした。