壮大に映画のネタバレしてるので、平気な人だけ見るがよろしい。
「三つ目がとおる」に設定似てるなーってことと、デュアルモンスターズになったら
完全にカードバトルマンガになってしまったイメージがあったので、あとは絵が濃いから
とんと興味から薄れていたんですが、
フォロワーの方で「やばい・・・映画やばい・・・」というざわつきっぷりから興味をしめし、
すごく軽率に見に行った。
とにかくカードバトルは進化を遂げてしまって、多分１０分の１ほども理解ができていない。
そして、カードバトルもついにクラウド化とか言ってるあたりで、こう、今のIT技術が
ちょいちょい出てくるのもさすがとしかいいようがない。
そして、本編のラストどうなったのかさえもろくに覚えてないところからのスタートで
私は見てしまったんだが、とりあえず、闇遊戯とよばれている方が、表遊戯君の二重人格の
別人格、というわけでは決してなく、１０００年前のエジプトのファラオさんの人格が封印されて
現代に蘇った人格なので、別の人なんですね。写楽くんじゃなかった。
あとは海馬コーポレーションがすごい財力でカードバトル＝デュエルでなんか世界牛耳ってんぞくらいしか分かってなかったけど、ついには「社長宇宙へー！！！！（C）マサル」みたいなことになってるしで色々さすがです社長。
さて、こっから完全にネタバレでございます。
表遊戯はDM・原作のラストバトルで闇遊戯とのデュエルにかち、闇遊戯の元の世界＝冥界へ行く 永遠の別れをしております。
凄く綺麗なおわり方をしているのでこっからの続編ってどんなんだろうかと思いました。
完全に未亡人ですよ。あれ。
表遊戯がデュエルデッキのカードを見つめてる姿とか、「これは彼が愛したカードだから」って見てる姿とか、それを見て、城之内くんは「無理に忘れようとしなくてもいいんじゃないか？」って言うシーンもあったりして。
私としては、随分と表遊戯君は映画ではたまに 闇遊戯の残像が見えたりしました。
ちらっとしたときに、もともとの表遊戯の正確と、闇遊戯が融合合体してるときがあるなと。
それは、彼との戦いに打ち勝ったときに「僕は弱虫で友達がいなかったけど、君と出会えたことによって、変われた。君にずっと憧れていた」と言っていたこともあり、その後１人になったあとでも
闇遊戯を憧れの存在になっていることは変わらず、また、こうありたいと思って成長した姿なのではないかと思います。
卒業式も控え、夢を語ったり、代表あいさつをしていたり、初期の泣き虫で弱気だった彼からは想像がつかないほど成長してるなと思うのです。
（余談ですが卒業生代表って比較的優秀な子じゃないとやらないイメージがあるので、
彼と別れたとから必死に勉強とかがんばって、あの位置までたどり着いたのでは？と思っているんですが、リアル遊戯ファンには「いやいや、あいつ人に頼まれると断れない奴だからやってるだけじゃね？」と言われたんだけど、私は持論を推したい、そんなドリーム）
まさに 原作ラスト→今回の映画で 遊戯と ファラオ（王）が互いに成長した姿が
本当のタイトル「遊戯王」なの意味なのではないかと思ったりもしました。
そして、海馬瀬人です。映画はこいつが主人公です。
正直本編のラストバトルはアニメでは立ち会い、原作だと立ち会いすらしてません。
海馬瀬人として、闇遊戯と最後の決戦をすることは叶わず、物語は終わっているわけです。
当然戦いに執着する彼です。 拗らせますよね。
自分が戦った闇遊戯のデータから新デュエルシステムを構築し、
ついには、仮想であっても闇遊戯の思考も再現することができ、戦うことができる。
だが、瀬人はそれでは満足しない。
「こんな過去の俺の幻影に勝っても何も嬉しくはない」
お 前 が つ く った ん だ ろ う！！
壮絶に突っ込みたい。なんだそのラブファントム。
欲しい気持ちが成長しすぎて 君の幻影を作ってんのｗｗｗｗｗｗ
そして、このシステム性能は最高に良い（クラウドシステムも採用）なので、
次世代のデュエルシステムとして使われることになるので無駄にはならないんですがね。
なんだろう・・・海馬コーポレーションのシステム構築した社員は「解せぬ」って思ってないんだろうか。まあ、システムとして有能なのでちゃんと全世界に展開できてるので良いんですけどね。
その後海馬さんはどうしたか。
最終話で役目をはたした１０００年アイテム（遊戯さんがつけてるアイテムもその一つ）は
地中に埋もれて、遺跡まるごと地中に埋もれてしまってるんですが、
それを海馬コーポレーションの財力をもって発掘します。
そして、闇遊戯が封印されていたあのアイテムも見つけます。
これをまた表遊戯が封印をとけば、また闇遊戯が復活してデュエルができると、そう考えたのです。
海馬にとって表遊戯は単なる闇遊戯の魂をのせる器でしかない、とまで言います。
どんだけ闇遊戯にご執心なんだよｗｗｗｗｗｗｗ
まあ、その後、新キャラっていうかラスボスのなんやかんやの阻止があったりして、
最終的にはそいつを倒すために表遊戯と共闘し、最後には１０００年アイテムを表遊戯に託し
一瞬離脱します。（異世界に飛ばされる）
多分、一番その闇遊戯が出てくるのを心から望んでいたのに、自分のモンスターや自分を犠牲にして、全てを表遊戯に託す。熱いですね。やばいですね。海馬さんが愛される理由が分かります。
そして一瞬だけですが、奇跡が起きて、闇遊戯が復活、言葉を発さず、一撃でラスボスを倒して、
表遊戯とも会話をちょっとだけして還っていきます。
ここで、表遊戯との会話は無音なんです。何を会話したのか、全くわからないのです。
たんに二人はアイコンタクトをするのみ。だが、その演出がいい。
そして、最後には海馬は表遊戯を「魂の器」ではなく１人の遊戯としてライバルとして認める。
いやぁ、たまんなかったです。
そして卒業後が描かれ、杏子は渡米し、遊戯も未来の夢に向かって過ごしているんだなっていうのがわかります。
いやー めでたし、めでたしだな！って思ったのです。
・・・一方そのころの海馬さん。
またしても新システムを構築。
そして、ついには
本当の闇遊戯のいる次元にいってしまわれた。
何をいっているかわからねぇだろうが、いってしまわれた。
冥界にいってしまったのかと、衝撃だったのですが、どうやらそうではないらしい。
今回のラスボスの技術である、超次元にいける能力をシステムに導入、本当の闇遊戯がいらっしゃる世界へリンクすることに成功をしたらしい。
それを当然みたいな余裕の笑みで
「よく来たな」みたいな顔で王座で座っている闇遊戯。
すげーな。次元超えちゃったよ・・・。
いきつくところまでいっちゃったよｗｗｗｗｗｗｗもうｗｗｗさすがとしかいえねーわｗｗｗｗ
というわけで、改めて愛情のこもった映画でした。
そして、２０年という歴史のある作品をあらためて「素晴らしい」と見直して
１週間程度で、アニメのつまみ食いと単行本読んで、アニメの作画監督でなんとなく誰がかいてるのか分かる程度にドハマリさせてくれた遊戯王ありがとう。
みんなに「ジョジョの次はこれか」「新刊まだですか」って言われたけど、
あまりに思いがおもすぎて、二次創作するかはわからないなぁ。
ただ、映画の感想は何かしらの形で連ねたいね。とはおもいました。
